『ドラゴンクエストビルダーズ2』プレイレビュー 第2話
なんだかんだで今回もスタートダッシュに失敗し、いつもの通りののんびりモードで『ドラゴンクエストビルダーズ2』の世界に足を踏み入れた。
いやしかし……!
わかっちゃいたけど……!!
このゲーム、最高に楽しいぃぃいいいい!!!!
俺がクロスレビュー担当だったら、11点つけたいわ。もう、からっぽ島に立ってるだけでうれしい。四角い山のどてっ腹に穴を掘っているだけで、ウレションするくらい楽しいよ。
ゲームを起動したらまずは、体験版で遊んだ部分のおさらいプレイである。
「体験版からセーブデータを移行できないの!?」
と気色ばむ向きもあるかと思うが、改めて今回のゲームの舞台と世界観を頭に叩き込む意味で、おさらいプレイは大歓迎でありました。
モノづくりのやり方、壊し方、モノを移動させる方法、モンスターとの戦い方などなど、ゲームを進める上で最低限必要な知識を、ここで身体に染み込ませる。……ま、そんなに意識しなくても流れでできるようになるので、画面に出る導きに従って対応するだけだけどね。
というわけで、一瞬で体験版で遊んだ部分を消化し、いよいよゲームの本編に突入したぞ!! ここからいよいよ、クラッシュ&ビルドな毎日が始まるのだ!!
「さあさあ、何をやろうかな!! ストーリーを進めるか?? それともいきなり、バベルの塔みたいな壮大な建造物を建立しちまうか!!?」
膨らむ夢--。
『ドラゴンクエストビルダーズ』の無辺の大地は、意欲と希望で満たされている。
メインストーリーを進める自由、シドーといっしょに未開の地を冒険する自由、ひたすらモンスターを倒しまくる自由、そして、何もしない自由……。1本のひのきのぼうと1本のハンマーに、ちょびっと創作意欲をふりかければ、立派な“ビルダー”の完成である。
「よーし、今日は島を探検しよう!」
そう決めた俺はのこのこと拠点を飛び出し、四角四面の大地を闊歩し始めた。
そして、こいつに遭遇した。
べろ~~~ん……www
『ドラクエ』ではおなじみ、“おおなめくじ”である。シリーズを通していわゆる“ザコ”であり、大した攻撃はしてこない。それは、『ドラゴンクエストビルダーズ2』でも同じようだが……こいつ……。
こんなにデカかったの?w
ていうか、なんだか表面がテカテカのぬるぬるな感じが妙にリアルで、要するに……すんげえ怖いんですけどwww
「うっは……。なめくじ、でっか……」
『ドラクエ』はもともとがファミコンのシリーズだったこともあってか、おなじみのモンスターであっても、その大きさをなかなかイメージできない。スライムやドラキーに関してはなんとなく、
「まあだいたい、このくらいの大きさなんだろうな」
と想像ができて、『ドラクエビルダーズ』でも想定の範囲内の大きさで登場してくるが、このおおなめくじに関しては想像を絶していた。デカい。デカすぎる!!
でも、これがいい。
序盤の序盤に出てくる何の取り柄もないモンスターだけど(ヒドい言い方だが)、その存在感だけはピカイチで、やっつけな感じがまったくしない。キチンとこの島で生きていることを主張している気がするのだ。
「うん、いいぞいいぞ! おおなめくじ、最高だ!!」
事務所でニヤニヤしながら念仏を唱えていると、スタッフの女性にこんなことを言われた。
「この人、なめくじ見てニタニタしてるわ……。きも……」
う、うるせー!! おおなめくじ、最高じゃねえか!!
こういうところでいちいち足止めを喰らうから、なかなか先に進まないんだよな……w
自覚しつつも、ダラダラプレイは続く……。