ブッチャーとは
前回の記事の最後で、『ディアブロ』シリーズにおける名物ボスの一角、あの“ブッチャー”に出会ってしまった話を書いた。
ディアブロファンにとって印象に残っているボスと言えば、
「1にディアブロ、2にスケキン(スケルトンキング)、3にメフィスト、4にバール」
ってくらいインパクトが強く(入ってないぞ)、いまやシリーズのアイコンのひとつとしてさまざまな場面に登場していたりする。
ちなみに、何匹討伐したか記憶も定かではない『ディアブロ III』のブッチャーが↓こちらだ。
ちと、あさっての方向を向いているスクショしか見つからなくて^^; これ、おそらくブッチャーをたくさん倒し過ぎて実績がアンロックされたところだなw
『ディアブロ III』のブッチャーはステージボスとして登場し、ご覧の“ブッチャーのキッチン”を舞台にプレイヤーとタイマン勝負を行うのである。
この、焼き網を髣髴とさせる真っ赤なステージをイメージし、『ディアブロ イモータル』とバーガーキングがコラボしたときに作られたのが↓こちらの、
バーガーキング秋葉原昭和通り店の地下1階に設えられた、期間限定のコラボルーム。その名も“ブッチャーのキッチン”だったw 焼き網を模した床の上で、ハンパなく辛いコラボバーガーを楽しむ……というコンセプトのコラボだったんだけど、巨大なブッチャーに睨まれながら食べる100%ビーフバーガーはいつも以上に肉の味が際立っていて、まあ刺激的なことこの上なかったよ。
そんな、ディアブロシリーズを象徴するかのようなモンスターが最新作の『IV』に登場しないわけがなく……!!
でも、前回の記事で書いた通り、その出会いはあまりにも唐突でだな……!(((( ;゚Д゚)))
うっは……! なんの前触れもなくいきなりブッチャーが現れて、
「へ????」
と呆けてる間に一刀両断されたぞ……(((( ;゚Д゚))) たるんだ巨体に“ブッチャーの肉切り包丁”を手にしたおっさんに、突然襲われるとか……! 考え得る限り、最悪に怖い死にざまなんですが……!!((゚Д゚;))
この邂逅を振り返るに、どうやら『ディアブロ IV』におけるブッチャーはステージボスではなく、突如出現して戦場を引っ掻き回すトリックスター的な位置付けにあるようだ。立ち位置的には、トレジャーゴブリンに近いのかも?
でも、トレジャーゴブリンと違うのはブッチャーには圧倒的な攻撃力が備わっていることで、しっかりとした準備と覚悟ができていないとご覧の通り一瞬で三途の川を渡らされることになる……と。
さて困ったな。
自分で「準備と覚悟を!」なんて書いておきながら、前述の通りブッチャーは神出鬼没なので、どっちも実践することができねえよ(苦笑)。やれることは、ダンジョンを探索しながらもつねに頭のどこかで、
「この瞬間も……ブッチャーに見られているかも((゚Д゚;))」
と意識しておくことくらいで、実際に現れちまったらその場でなんとか対応するしかないよな……。
そんな、ある日のこと。
だんだんと好みのゴツ装備になってきたことに気を良くして、元気にダンジョンにくり出していったのよ。場所は、
“永久の放出 招きし迷宮”ってところで、我がバーバリアンのkadoman君のレベルは37でありました。
そんな迷宮に、しずしずと入っていく。
ここでの目的はとりあえず“血の腫れ物”という、聞くからにイヤな名前のオブジェクトを4つ破壊することらしい。そこで、いつもの通りに古の民の呼び声を駆使しながら、血の腫れ物を壊して歩いた。
……なんだかこの行為、手にできた血豆とか顔のニキビを潰しているかのような錯覚を覚えて、気持ち悪いやら気持ちいいやらよくわからなくなってくる(苦笑)。その間も当然、
エリートクラスの悪魔が襲いくるので気が抜けず、なかなかにして疲弊させられてしまうのである。
そしてーー。
いくつかの血豆……じゃなかった血の腫れ物を破壊したとき、
ついに“ヤツ”が、俺の前に現れたのであった。
続く。