歩くたびにイベントに当たる!
前回より、『ディアブロ IV』の肝であるオープンワールドでの冒険が始まった……という話を書いた。
街や村の中……だけでなく、魔物渦巻く荒野に出てもアチコチで青いビックリマークや赤い円(突発的イベントが始まった印ね)を見かけて、それらすべてに「ホイホイ♪」と安っぽく首を突っ込むもんだからメインストーリーが進まないこと甚だしい(苦笑)。
それでもたま~~~に、
「……あ、そうだ。多少は話を進めておかないと、リリスに世界が滅ぼされるかもしれんな」
と、サンクチュアリが崖っぷちに立たされていることを思い出して、
ちょこちょこと根幹の物語を進めてはいる。
まあでも、
やっぱりイベントを見つけてしまうと理性が吹っ飛び、
「うおおおおお!!!www 俺も混ぜろぉぉおおおお!!!www」
“頭バーバリアン”と化して乱戦に突入しちゃうんだよなぁ……w
元来、『ディアブロ』シリーズは、自由に敵と戦い、トレハンに精を出して、まだ見ぬ屈強な装備を探すことに最大の楽しみがあった。その長所は『ディアブロ IV』でも連綿と受け継がれているんだけど、オープンワールドの要素が加わったことにより“冒険感”がさらにさらに強まったことを強調しておきたい。荒野に出撃するときも大抵なんらかのお仕事、クエストを請け負っているので、ただただ蛮勇を振るうだけではなく、行動に理由付けがされているので、プレイヤーもナットクをしてそこらをフラフラできるのであるw これ、小さいことのようだけど、
「俺はいたずらに暴力を振るいたいわけではない。これはお仕事なのだ。仕方ないのである」
↑このように自己完結して暴れられるので、心の在りどころぜんぜん違うのであるよ。
それにしても、『ディアブロ IV』での冒険は楽しい。
この日も、テキトーなクエストを受注した状態で荒野に出撃したんだけど、すぐに、
おお……! なんだかじつに蠱惑的な穴ポコが口を開けているではないか……!! いかにも、
「いつでも入ってきていいのよん。うっふん♪」
なんて、俺を誘っているかのような……。
ちなみに、このとき隣に立っていたバーバリアンはまったく知らない他のプレイヤーで、この穴ポコに至るまでなんとな~~~く、
共闘をしていた。前回の記事でも書いたけど、『ディアブロ IV』では知り合いと組んでいっしょに冒険できることはもちろん、こういった行きずりの戦士と会話もないまま同行し、いくつかのイベントをこなしたのちに挨拶もなく別の道に進んでいく……という、“ながら共闘”のシーンがじつに多い。この、後腐れのないユルい関係性は非常に心地よく、オンラインゲームの協力プレイに苦手意識を持っている俺のようなおじさんでも、余裕で“それっぽい”立ち回りができるから素晴らしいのである。
ちなみに、この“凍ったトンネル”というダンジョンではソロプレイとなり、
中で孤軍奮闘して敵を掃討すると……!
お約束の宝箱をゲット! いいねいいね! 簡単だね!!w
その、わずか2分後……!
地上に戻った瞬間、別のイベントに巻き込まれた!!ww さまよう亡霊を警護して、彼が成仏するまで迫りくる悪鬼どもを倒しまくらないといけないようだ。
イベントやクエストにもさまざまなパターンがあるので、毎日が新鮮だ。ここでは見事に亡霊の護衛をまっとうし……!
大量に湧く敵を倒し切ったところで……!
よし!! イベントクリアー!! 立派な宝箱から、レアアイテムを含む大量のお宝をもらうことができたのである。
こうして、死亡もせずになかなかいいサイクルで冒険を続けていたんだけどね。
ある日、
「ほう? 光の監視所とな。ちょっと大きめのダンジョンかね?」
何気なく入った“光の監視所”という建物で、俺は『ディアブロ IV』で初めての“壁”にぶち当たるのである。
続く。