昨日の正午のサービスインから、大人げなくハシャぎまくって『ラグナロク マスターズ』を遊んでいる。
なんか……すごくいい。
NPCに導かれるままクエストに走り、戦闘は半ば放置でブンブンザクザクと勝手に剣を振り回しているだけなんだけど、原稿を書いているモニターの横にスマホを置いて、環境映像を見る感じで楽しんでいたりする。この、強制ではないゆったりとした遊び心地がかわいらしい世界観と相まって、じつにのんびり、そしてじつにほがらかな気持ちで接することができている。さすが、世界で2400万ダウンロードを突破し、鳴り物入りで日本に導入されたオンラインRPGだわ。
最初の悩みポイント! 1次職への転職!
このゲームの進め方は……とくに“コレ!”といった決まりごとがあるわけではない(いまのところな)。前述の通り、NPCに言われるままお使いをしたり、モンスターを倒したり、アイテム集めなんかをしていれば勝手にレベルが上がっていって、気が付けばメインクエストも進んでいる……。世界観に身をゆだねて漂っていれば、まあどうにかなってしまうのだ。
それでも一応、セオリー通りに進めていくと、Base LvとJob Lvがそれぞれ10に到達したところで“転職”を進められる。……そう!! いよいよここから各プレイヤーの個性が活きる、職業に沿った冒険が始まるのだよ!!
早くも来てしまったぞ……! 最初の悩みポイントにな!!w
「さあ困った。『ラグナロク マスターズ』における、最初の就職活動や。要するにコレは……新卒で初めて入る企業を選ぶことと同義!! ここでの失敗は、下手すると一生ついて回るぞ!!!!」
俺の脳裏に、人生で初めて正社員として入社したナゾの出版社の光景がフラッシュバックした。記者として入ったはずが、初日からデザイナー、カメラマン、営業、広告、荷物の積み下ろし、そしてナゼか鳥の世話まで押し付けられたあのころ……。編集部のまわりにはつねに数百羽の鳥がいて、朝晩の給餌も俺がやらされていたっけ……。そんだけ数がいるから糞の量もすさまじく、それをエサに集まるゴキブリどもが尋常じゃない数で編集部に出没したんだよな……。夜中、取材を終えて会社に帰ってきて、真っ暗な編集部の電気をつけたとたん、
ザーーーーーーーーーーーーーー……!!
と黒い絨毯(数千匹のゴキ)が動くのを見た瞬間に、
「あ、辞めよ」
と何かがキレたんだよな……って、俺は何の話をしているのでしょうか。
まあ就職に失敗すると、そんな目に遭うこともあるのだ(特殊すぎだろ)。いまでこそネタにできるけど、当時は会社に行くのが恐ろしくて仕方なかったからな。
なので、俺はもう失敗したくないのだ。『ラグマス』の世界でも、最初からビシッと“天職”に就かなければならないのである!!
では改めて、ノービスから転職できる1次職をおさらいしてみよう。1次職は6種類あって、そこからさらに、2次職で枝分かれしている。そういう意味では、将来的に進んでいくであろう2次職も想定に入れて“最初の選択”をしなければいけないということか。
6種の1次職は、↓こんな感じになります。
●ソードマン
いわゆる近接系のオーソドックスな職業。攻守に優れたバランスタイプ。
●マジシャン
さまざまな属性の攻撃魔法を唱える魔法使い。遠距離から高火力を発するが、打たれ弱い。
●アコライト
ヒーラー的なポジションが、このアコライト。回復、支援魔法が得意。
●シーフ
素早い動きから攻撃をくり出すトリッキーな職業。状態異常スキルに長ける。
●アーチャー
その名の通り、遠距離攻撃が得意な狩人。攻撃力と命中力に優れる。
●マーチャント
なんと商人。商品の取引が得意な職業。戦闘では仲間のサポートも行える。
簡単に書くと、こんな感じ。どの職業も非常に特徴的で、何を選んでも楽しい冒険ができるのは間違いないのだろう。
でも、だからこそ迷うわけだが……。
「おう! 『ラグマス』の1次職、何にするか決めたけ!?」
熟慮する俺のもとに、同僚のたっちーがやってきて……。
続く。