【ラグマス10】ついにギルド設立!? その条件とは……

ちょっと前のことになるが……ついに俺も、ギルドを設立ために必要なアイテム、“エンぺリウム”を手に入れたぞ!!


▲取引所で買ったので、若干割引されていた感じ。

 でも、ここに至るまでに、すでにひと悶着あってだな……。

というのもこのエンぺリウム、そうそう簡単に手に入るアイテムではないから。

……いや、手に入れるのは容易だな。金(ゼニー)さえ払えば売ってもらえるから。

しかし……。

以下、ラグマスを始めたばかりのころの、俺と同僚のたっちーとの会話。

たっちーおい!! ぼちぼちギルドを作ろうぜ!! こういうゲームには付き物なんだからさ!!
角満お!! いいね!! ……で、どうやって作るんだ?
たっちー“イズルード”なる場所に行けば作れるっぽいで。
角満:へー…………って、オイ。なんか、えんぺりうむとかいうアイテムが必要らしいじゃねえか。
たっちー:買えばええやろ。
角満:簡単に言うけど、これ……20万もするらしいで(((;゚Д゚)))
たっちー:いま、いくら持ってんねん。
角満:……3万((((;´・ω・`))))
たっちー(#`・д・)

当時の俺にとってのエンぺリウムは、新卒の薄給でアストンマーティンの新車を買うくらいムチャな買い物であった。

「20万ゼニーなんて……絶対に貯められねえわwwwww」

とすら思っていたと記憶している。

それでも。

毎日コツコツとクエストをこなし、街の人からのお使いもイヤな顔ひとつせず請け負って、気が付けばこの超高級アイテムを買えるだけの財を築いていたのである!!

これぞ、立身出世。

これぞ、最下層からの叩き上げ!!

よ~~~し、これを元手に……ギルドを作っちまうかあ!!!

ギルド設立のための条件とは

調べによるとギルドの設立は、イズルード島にいるヴァルキリーに話し掛けることで実行できるとのこと。その際の条件のひとつが、前述のエンぺリウムらしい。

というわけでさっそく、イズルード島にやってきた。

えーっと、ヴァルキリーだよな……と思ったものの、会ったことはないし、とくに目印らしきものも出ていないので、

「これ……捜すだけで、ものすごく手を焼きそうなんですが……」

と、早くもゲッソリしていると。

どっからどう見てもヴァルキリーっぽい人が、バッサバッサとわざとらしく羽を動かして自己アピールに躍起になっているんですがwww もしもコイツがヴァルキリーじゃなく、一般市民だったら、開発がキャラグラフィックの選定を間違えているとしか思えないぞw

なんてことを考えながら話し掛けると……!

やっぱり、この人がヴァルキリーだったよw なんか、ホッとしたわ。

見れば、彼女は俺がやってきた目的を察しているようで、いきなりつぎのように言うのである。

「ギルドの設立には、以下の条件があります」

「こんにちは」も「いい天気ですね」もなく、唐突に本丸に斬り込むあたり、飲み会に行ったらお通しが来る前から、

「あの編集長さぁ~~~! あったまくるよねぇ~!!」

上司の悪口を言い始めるタイプと見た。確信はないが、きっとそうだ。

そんな彼女が出した“ギルド設立の条件”は、以下の3つである。

(1)レベルが20に到達している
(2)200000ゼニーを持っていなければならない
(3)エンぺリウム×1が必要

おい、ちょっと待て。

(1)は、わかる。新米中の新米が突然、「新部署を立ち上げます!!」なんて言ったところで、必ずや「まあ落ち着け」と上司にたしなめられるからな。やはり部署(ギルド)を作るには、ある程度の経験は必要ということだ。

(3)についても、大金を使わされたが、納得はしている。これはつまり、会社を立ち上げるときに、角印、代表印、銀行印の“印鑑3点セット”を用意しなければならないのだが、それと同じようなものであろう。書類を作ったり、手続きをするときに、絶対に必要なものですからな。

しかし、(2)は聞いていないぞ。エ、エンぺリウムを買うだけで20万ゼニーの大枚をはたいたってのに、そのうえさらに、20万ゼニーが必要とか……(((;゚Д゚))) 要するにコレは、起業時の資本金みたいなものなのだろうが、それにしたって、ねえ……(((;゚Д゚)))

きっとこのヴァルキリーさんは、こう言っているのであろう。

「当面の運営資金として20万ゼニーくらい持っていないと、設立は許可は出せませんよ。じゃないとアナタ、社員のお給料はどうするの?」

なんてな……。

それでも俺はこのとき、たまたま22万ゼニーくらい所持していたので、許可だけは出してもらえた。会社を設立にいって、役所でハンコを捺してもらったってことだなw いやしかし、現実だけでなく、ゲームの世界も世知辛いねぇ……。

まあでも、ここまでくればもうひと息だ。あとは名称さえ決めれば、晴れてギルド設立である!!

でも……。

じつはここで、“ギルド設立時の最大の壁”が立ちはだかるのだが……。

それは、次回の更新で!

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