大塚角満の熱血パズドラ部 第714話
世間のパズドラーの話題は、ここのところずっとコラボ一色である。
「ライザーつぇぇええええ!!!」
「黒龍やべぇぇえええええ!!!」
「学園ヨグすごそぉぉおおおお!!!」
てなもんだ。この流れの通り、ライザーから黒龍、そしていまは、まもなく導入されるであろう学園ヨグ(青春なるもの・ヨグ=ソトース)の話題で持ち切りである。
このヨグ……なんと木属性!!! プラントアーミーズに入ることを許可してあげるよ!! ……まあ俺がいくら許可したところで、先方がガチャから出てきてくれないことにはどうにもならないんだけどな(泣ける)。でもヨグなだけあって、
本家同様、めちゃくちゃ強そうではないか! こいつはじつに楽しみである。
これも、ひとつの戦いである
そんななか--。
じつはワタクシ……“もうひとつのコラボガチャ”に挑むことになってしまったのよ。
「え。魔法石は大丈夫??」
と心配される向きもあるかと思うが、このガチャに関しては貧乏な俺でもなんとかなるのだ。
ある日。
同僚のたっちーが、ε=(・ω´・#) ←こんな顔で事務所に駆け込んできた。
「おい!! マックのポテト食おうぜ!!」
マックとはもちろん、マクドナルドのことであろう。俺、(・囚・)? ←こんな顔で応じた。
「なんやなんや、藪から棒に。マックのポテト?? くれるならもらうけど」
するとたっちー、再びε=(・ω´・#)←この顔になり、スマホを睨みつけて念仏を唱え始めたではないか。
「おし!! わかった!! ポテトポテト……うりゃあああ!!!」
仕事の上では見ることができない気合をほとばしらせたようだったが、たっちーはすぐに、シュンと小さくなった。
「ああ……>< は、外した……!! ドリンクやーーーー!! ポテトが食べたかったのにーーー!!!」
俺は再度、(・囚・)? ←この顔で、たっちーを問い詰めた。
「さっきから何を言ってんねん。ポテトやらドリンクやら……。何をやってんだ??」
するとたっちー、「キサマ!!! 公認プレイヤーのくせに知らんのか!!!」といきなり激怒して、↓この画面を俺に突き付けてきたではないか。
「“マクドナルド×パズドラ”のコラボガチャや!!! “グラン クラブハウス”や“グラン ガーリックペッパー”、チキンナゲット、そしてマックフライポテトのMが当たるかもしれない、文字通り“おいしいガチャ”やで!!」
オマエはマックとガンホーの回し者かってくらい流暢にガチャの説明をしたたっちーは、続けてこんな提案をしてきたではないか。
「というわけで、さっそくキサマも回しなさい。いや、ドリンクはいらん。わしはポテトが食べたいねん。必ずや、ポテトを当てるんや!!!」
俺、困惑しながら反論する。
「え。い、いや、そんなにポテトが食いたいなら、歩いて5分のマックに買いに……」
最後まで言わないうちに、たっちーが俺を制した。
「タダで喰えるからおいしいんやろ!!(怒) 四の五の言わずに、早よ回せや!!!」
というわけで半ば強引に、マクドナルド×パズドラのコラボガチャを回すことになった。やり方は……マクドナルドのアプリをダウンロードして、あとは画面に出てくる導き通りにすればイケると思う(ざっくりですまん)。無事に設定できると、↓この画面になるで。
おお……! まさにパズドラのガチャ!!! あまり乗り気じゃなかった俺だが、ガチャドラを見たら俄然やる気が出てくるから不思議だ。
「おっしゃ!!! 回すで!!! ポテトポテトポテト……!!!」
俺の脳ミソが、マックポテトのあの味を味覚中枢で生成し始めた。じゅ、じゅるり……。いける!! ここや!!
「ポテトォォォオオオ!!!!」
出てきたのは……!
最近のパズドラーは金タマゴを見ただけで、
「んだよ! 金かよ!!!」
と吐き捨てるようになってしまったと聞くが(俺もそうだけど)、このマックガチャの場合はどう反応していいかわからない。もしかしたらポテトは、金タマゴに入っているかもしれないのだ。
「ポテトか!?」とたっちー。
「いや……バーガーかも!!?」と俺。
そんな期待を背負って、金タマゴから出てきたのは……!!!
ぴゅるるるるるる~~~……www
ウチの事務所に、コーラ味の冷たい風が吹いた……w
しかし!! まだチャンスはある。↓こんな感じで。
よおおおおし!! つぎこそはポテト当てるぞ!!!
たっちー以上に気合がみなぎる俺なのであったw
おしまいw
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