大塚角満の熱血パズドラ部 第690話
前回の続き。
“ドロップのロック状態を解除。全ドロップを木、光、闇、回復ドロップに変化”
こ、これは……ッ!!!
「“木光闇の同時攻撃でダメージを半減、攻撃力が4倍。ドロップを5個以上つなげて消すと、攻撃力が4倍”という、我らが闇メイメイちゃんのためにあるようなスキルではないか!!!!」
芝居がかった宣伝セリフを吐きつつも、俺が狂喜したのは紛れもない事実。だって、闇メイメイが求める3色に加えて回復も作れる陣持ちで、かつ、覚醒スキルもメチャクチャ優秀なんだもの!!
もうこれ、闇メイメイちゃんと結婚させてもいいだろ。
ここまで合致した性能を持つモンスターは、仮面ライダーBLACKが唯一無二である。となれば絶対に、最低でも1匹はガチャからゲットしないと!!
というわけで、いよいよガチャの結果です。
無料で引けるガチャも含めて、俺は仮面ライダーコラボガチャを12回回した。その結果をつまびらかにしよう。
一気にいきます!!!!
●1回目(無料ガチャ)
俺は「ニャー!」みたいなポーズを取り、大声でがなり立てた。
「あ~! ま~! ぞぉぉぉぉおおん!!」
いちばん好きなライダーが1発で出たのだ。このときばかりは、少年時代にタイムスリップしていたかもしれない。
●2回目
俺の表情が一変した。
(;・д・)……
平成ライダーを知らないのである。
しかし、つぎの瞬間に能面は破顔へと変わる。
( ^∇^)σ)≧∇≦)うわーーーい!! きせかえドロップやー!!
我ながら、安い男だとは思う。
●3回目
俺は勝利を確信した。
きたぁぁあああ!!! ダイヤタマゴ!!! 仮面ライダーBLACK、確定きたーーー!!!
……いやもちろん、そんなことはないんだけどね。
(;・д・)……
再び、能面の時代である。
●4回目
(;・д・)…………
●5回目
(;・д・)………………
●6回目
「あ~! ま~! ぞぉぉぉぉおおん!!」
●7回目
平成が終わる間際に、再び昭和が始まった。
「かめーーーんライダー! ぶぃすりーーーー!!!」
昭和は、うるさくていかん。
しかしこの昭和の流れが、昭和46年生まれのおっさんに歓喜をもたらすのである……!!!
●8回目
デタ!!! この日2個目のダイヤタマゴッ!!!! ……いやでも、まだ安心はできぬ。さっきはここから外したのだ。油断してはいけない!!!
そんな心配をよそに、無事……!!
ききき、キタ!!!! ホントに来たよ仮面ライダーBLACKがッ!!!! 決め台詞を覚えていないので叫べないけど、ようやく目当ての仮面ライダーBLACKを引き当てたぞ!!!!
「うおおおおおし!!! やっぱりこっちの端末はガチャ運がいい!!! 闇メイメイのベストパートナー、1体ゲットォォォオオオ!!!!」
しかし、まだまだ終わらんぞ。仮面ライダーBLACK、1体よりも2体、2体よりも3体欲しいのだ!!!(アシスト進化もめっちゃ優秀なのでね)
「まだまだいきます!!!」
気合も新たに、魔法石がある限り回したところ……。
●9回目
「か、かめーーーんライダーぶぃすりーー……」(※訳「またオマエか」)
●10回目
(;・д・)…………………
●11回目
(;・д・)…………………………
そ、そして、ラストは……。
●12回目
「うわあああ!! あー! まー! 損ぉぉぉぉおおん!!」
こうして、俺の魔法石はすべて消え去った(苦笑)。
結果的には……1勝11敗だろうか??
……いや、違うぞ!!
この1勝は間違いなく、10勝くらいの価値がある勝利だ!! つまり、
10勝10敗
ショッカー(いやライダーだろ)との対決は、痛み分けとなりました。
さあさあ、さっそく仮面ライダーBLACKを育てて、新たな闇メイメイ内閣を発足させるぞ!!!
続く。
“超熱血パズドラ部”に関するお知らせ
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