大塚角満の熱血パズドラ部 第762話
突然ですが、超転生メイメイを制作することになった。5月26日のガンホーフェスティバル2019で発表されたのを見たときから、
「実装されたら速攻で作ってリーダーにして、フレンドに自慢してやる!!」
そう思ってやまなかったのである。
しかし……。
その道のりは、なかなかにして険しいものがあったようで……w
超転生メイメイまでの遥かなる道のり
超転生メイメイを作るためには、つぎのようなステップを踏む必要があった。
まず、これがなくては始まらない“絶対の素材”が“転生メイメイ”。
この転生メイメイに、イベントメダル【虹】の希石、チィリンの希石、木の宝玉、ダイヤドラゴンフルーツ、古代の三神面を合成すれば、晴れて超転生メイメイは完成するのである。言ってみれば工程は“合成1回”だけだ。そういう意味ではじつにシンプルで、道のりも容易い気がしなくもない。
そこでまずは、チィリンを捕獲に行った。じつは俺、チィリンとは縁がなくて、いままでドロップしたことがなかったのだ。すると、このときも一向に落ちてくれず(超絶地獄級だったのがいけなかったか)、なんと6回目でようやく、
↑この子をゲット……。もう、チィリンだけでヘトヘトになっちまったわ……。
まあでも、ここまで来れば超転生メイメイはできたも同然だ。俺は、「あとひと息……! やっちまおう!!」と気合を入れ直して、希石を手に入れるためにチィリンを究極進化させようとした。
ところが……。
チィリンを究極進化させるには、以下の素材が必要なのだという。
・ダイヤドラゴンフルーツ
・ケプリの希石
・ミオンの希石
・ノアの希石
・ファガンの希石
「むむ……」
一瞬、イヤな予感が頭をよぎったが、モンスターボックスを見たらダイヤドラゴンフルーツ、ミオンの希石、ノアの希石はすぐに手に入ることがわかった。つまり残るは、ケプリとファガンの希石だけということだ。俺、ホッと胸を撫でおろす。
「よかった……w ケプリとファガンくらい、すぐに手に入るだろう。またいくつも工程を踏まされるのかと思ったよwww」
そこで俺は、
「確かここで、ケプリが落ちた気がするぞ」
という、じつに薄くて頼りない、自分の頭髪のような記憶を頼りに“極限降臨ラッシュ”の“百花繚乱”に出撃。
「ま、2、3回やりゃケプリは手に入るやろ^^^^」
そう確信して、テキトー極まる態度で百花繚乱を回したのである。
が……w
2、3回どころか、5回やっても10回やってもケプリの毛の字も出てこないんですが((((;゚Д゚)))) ホントにここに、ケプリって出るんだっけ……?((((;゚Д゚))))
けっきょく、丸2日ほど百花繚乱に入り浸っていたもののケプリは出現せず(いまだ、ここに出るのかどうかよくわからん)、最終的には……、
「もう……トレードに頼るしかねえ……w 心優しいフレンドが俺の窮状を察して、ケプリを提供してくれるに違いない……!!!」
という、他力本願の本領発揮でトレードに突入(苦笑)。そしてほどなくケプリを提供してもらい(フレンドさん、本当にありがとう!)、やっとのことでケプリの希石までたどり着いたのでありました。
ここまで来ると、もうひとつの素材であるファガンもひと筋縄でいくはずもなく……w 必要ないときは何体もモンスターボックスにいたのに、なんで“いま”いないかね……。
俺が事務所でブツブツと、「ファガンとか、たくさん持ってたはずなのに……。どこいっちゃったねん……」と泣き言をつぶやいていると、同僚のたっちーが話しかけてきた。
「さっきから、何を念仏唱えてんねん」
そこで、俺は説明した。超転生メイメイを作りたいこと。しかしそれには、ファガンが絶対に必要なことを……。
するとたっちー、「ふむ……」と小さくうなずきながらパズドラを起動し、「ファガンての、持ってた気がするで」と聞き捨てならないことを言うではないか!! 俺、さっきまでのお通夜顔をかなぐり捨て、勢い込んでわめき散らす。
「ほほほ、ホントか!!? 持ってたら、くれ!! トレードしてくれよ!!!」
俺の熱気とは対照的な冷静な態度で、たっちーが静かに言った。
「あ、やっぱ持ってたわ。進化前のファガンだと思うけど」
わあわあわあ!! と俺は踊り狂った。「いい!! それでいい!! 進化は自分でしますからああああ!!!」。たっちー、「ふっ」と妖しく笑う。
「ええよ。交換したるで」
俺、赤べこのようにガクガクガクと激しくうなずく。
「ありがとうごぜえますぅぅうううう!!!>< もう、なんとでも交換しまするぅぅぅううう!!」
するとたっちー、無表情でこんなことを言った。
「んー……じゃあ、タピオカでいいわ」
俺、「はいはい!!」と即答した。
「えーっと、タピ……タ……タ、タピオカ!!!?!」
初めて聞くモンスターの名前に、俺は年甲斐もなくうろたえた。
「タ、タピオカ!!? タピオカって……なんやねん!!!」
たっちー、不思議そうな顔で切り返す。
「タピオカは、タピオカや。駅前のショップで、タピオカイチゴミルク売ってんねん!! ……それとファガンを交換や!!」
あまりにもヒデェ申し出に、俺は唾を巻き散らした。
「ふざけんなぁあああ!!! なんでタピオカイチゴミルク買ってこなきゃならんねん!!!(怒)」
まあこれは冗談のやり取りなので、真に受けてはいけないよ!
この後、俺と同じく木属性使いのたっちーは、
「タピオカはもちろん冗談だが……とりあえず、木の宝玉よこせや! それ以外とは交換しないで!!」
と強硬に言って譲らず、つねに木の宝玉不足に悩んでいる俺は、
「モンポで……買ってきます……」
そうつぶやいてモンスター購入に向かったのだった……w
続く。
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