【モンハンワールド】逆鱗日和 第17回:”るーさんアイルー”を作れ!
現在、スマホアプリの専門メディア・ファミ通Appにおいて、『モンスターハンター:ワールド』のプレイ日記、“逆鱗日和ワールド”を連載しております(注:現在はこちらのブログに引っ越し済みです)。僕のライフワークである『モンハン』のドタバタ珍道中ですが、ちょっと“出張”してこちらで……。文体も逆鱗日和のそれに変えてお伝えいたしますw
さて。
『モンスターハンター:ワールド』では自分の分身となるハンターだけでなく、オトモアイルーの容姿も事細かに設定することができる。毛の色、模様、耳の形、目の形などなど……。かなり痒いところに手が届くキャラメイクができるので、多くの猫飼いハンターは、
「ウチのタマを作る!!」
「クリスティーヌにソックリなのができそう!!」
ってことで、ゲーム本編そっちのけでクリエイティブ作業に時間を使ったのではないかと思います。
かく言うワタクシめも、まったく同じである。昨日、「いままで相方キャラの名前はミュウorアクアでやってきたけど、今後はるーさんに登場願う!」というマンガを公開したが、
さっそくオトモアイルーをるーさんで、しかも容姿を寄せてパートナーにすることができるのである。
「似せたい!! なんとしても、ソックリなるーさんの分身を作りたい!!」
そう思ったとて、誰に責めることができようか。いや誰にも責められない。
では腰を据えて、るーさんアイルーを作るとしよう。前述の通り、耳の形や全体模様などさまざまな個所をカスタマイズできるし、何より色は限界まで細かく設定可能なので、こだわりにこだわりたいところだ。
まず模様。ここは“三毛タイプ”、“黒白猫タイプ”といった、いくつかのデフォ模様から選択する。それによって、色を変更できる部分が異なってくるので、この選択を間違えると、どう足掻いても飼いネコに似たオトモにはなりようがないと思われる。
ここで俺はいろいろ試した結果、三毛タイプを選んだ。
「るーさん、三毛ネコじゃないじゃん」
と思われるかもしれないが、あくまでも“三毛タイプ”のプリセットであって、律儀に3色に塗り分ける必要はない。すべて同じ色にした“単色キャット”にすることもできるのである。
続いて耳。ここでは“ピンと伸びたタイプ”、“寝ているタイプ”などいくつか用意されている中から選ぶ。そこで最初は、
この、耳をピタっと寝かせた威嚇時のるーさんにしようかと思い、寝た耳を選択。そしてあれこれとほかの部分もいじくった結果、つぎのような“るーさんアイルー”が誕生した。
しかし、どうにもしっくりこない。
「うーん……。模様もあんま似てないし、やっぱり耳も、ピンと立ってるほうがいいのかなぁ……」
そして再び、メイキング画面と格闘……。ここまで、すでに1時間近く使っていると思う(苦笑)。でもその甲斐あって、なんとかるーさんに近いものができたと思う。
1時間以上の成果がこちらだ。
この容姿……! このポーズ……!!
俺は先日撮影した、”樽るーさん”の姿を思い浮かべた。
俺、叫ばずにはいられない。
「これこれ!! ポーズまでソックリやん!! いやあできたできた! るーさんアイルー爆誕や!!!」
が。
見れば見るほど、違和感を覚えてくる。な、何かが違う……。俺は、膝の上でトドのように腹を出して寝ているるーさんを見て、つぶやかずにはいられない。
「ふ、太さが、圧倒的に違う……。このジュゴンのような腹のネコとスリムなオトモアイルーじゃ、近づきようがない……」
しかし、どうにもこれ以上は似せることができず、俺は強引に自分を納得させてゲームを始めたのだった。
すると数日後、同僚のたっちーから1枚の写真が届いた。
「わしも、オトモアイルーでるーさん作ったで!! クリソツや!!」
と豪語するので、ワクワクしながら写真を見てみると。
俺、再び叫ばずにはいられない。
「ネコマフィアきたぁぁぁあああ!!!」
たっちー、興奮冷めやらぬ調子で主張する。
「おめーが作ったるーさんアイルーをTwitterで見たけど、あれは“理想補正”がかかりすぎや。“かわいい娘は、こうあってほしい”というな……!」
俺はカミナリに打たれたような気分になった。な、なるほど……。そうだったかもしれん……。ショックを受ける俺に、たっちーがトドメを刺した。
「でも、るーさんの本質は違うで! この“いつでもやったる”という目!! このふてぶてしさ!! るーさんに必要なのは、この迫力なんや!!」
言われてみれば確かに……。
に、似てるかも……。
俺は「おみそれしました……」と言いながらも、先に作ったるーさんアイルーに手を加えることなく、そのままゲームに突入した。理想補正のるーさんアイルーでいいやwww
おしまい。
『モンスターハンターライズ』プレイ日記 逆鱗ぶいっ! Vジャンプレイにて連載中!