【モンハンワールド】逆鱗日和 第37回:憧れのあの子
狩王決定戦2018の詳細が発表されたのを受けて、我が“こっそり逆鱗日和”チームも始動した。前回の記事の最後で俺の体たらくにちょっと触れたが、
「これではアカン!!」
と危機感を覚え、この週末に個人練習をがんばったことで、闘技大会01のプケプケ討伐はソロで3分30秒くらいで回せるようになった。……まあ聞くところによると、ソロでもSランク(2分30秒以内)を出せるみたいなので、このくらいのタイムは“端緒についたところ”意外のナニモノでもないのだろう。ここから立ち回りをじっくりと煮詰め、細かなミスを消していくことで、達人のみが踏み込める領域が見えてくるに違いない。
さて、そんな闘技大会のクエストを受けるには、アステラの最上階にある集会エリアに行く必要がある。ここには闘技大会の受付のほかに、サークル管理所、集会エリアのクエストカウンター、物資補給所、食事場、そしてマイハウスへの入り口などいろいろな施設があるのは、ハンター諸君にはすっかりおなじみであろう。
各施設にはそれぞれ、受付嬢が配置されている。彼女たちに案内されるままにボタンをポンポンと押すことで、ときに闘技大会に、ときに協力プレイに、ときにアイテム購入へとなだれ込むことができるのだ。そういう意味では、ハンター生活の重要ポイントを押さえているのは受付嬢ということになり、彼女たちの機嫌を損ねようものなら、回復薬は買えないわクエストには出られないわで、「ハンター稼業、廃業の危機!」なんてことになりかねないのである。
ちなみに集会エリアには、4人の受付嬢がいる。きっと名前があるのだろうが、残念ながら俺はまだ、本名を聞けるほど仲良くなってはいない。なので便宜的に服の色で、紫さん(サークル管理所)、ピンクちゃん(クエストカウンター)、青さん(闘技大会)、緑ちゃん(物資補給所)と呼んでいるのだが、この場所に来たほとんどの男性ハンター諸君は、仲間とつぎのような会話をしたに違いない。
「なあなあ! どの子がいちばんかわいいと思う!?」
さらに、血気盛んな若者であれば、つぎのように踏み込んだはずだ。
「いっせーの、せっ! で指で指そうぜ!!」
まだ20代のころ、俺が毎日買っていた週刊誌(もちろん、曜日によって買う雑誌は違う)を中目黒目黒がパラパラとめくり、若手記者を何人か集めて、
「この見開きに写っている女優さんで、いちばん好みな人は!? いっせーの、せ!!」
なんてやっていたことを思い出すではないか。
集会エリアにいる4名の受付嬢を対象に同じことをしたら、おそらく一番人気となるのは、クエストカウンターにいるピンクちゃんだろう。
この子、本当にかわいい。
プラチナブロンドのポニーテールという、ヒロインになるために生まれてきたのではと思いたくなるパーツが奢られていて、ピンクの制服にひと際映えている。さらに、その仕草がいちいち秀逸で、思わず、
「この子を作った人は、本当にわかっている!!」
と、ひざを叩きたくなってしまうのである。
俺がもっとも心ときめくのは、カウンターに並んでいるビアジョッキをピンクちゃんが拭いているときだ。この瞬間に声を掛けると、彼女はジョッキを手に持ったままニッコリと笑って、顔だけハンターのほうに向けてくれるのである!!(大興奮) 具体的には……あまりにもかわいいので、がんばって写真撮っちまったよw
ここ!! このシーン!!!この一瞬が見たいがために、俺は彼女がジョッキの作業をするまでカウンターの前でボーッとたたずんでいたりする。我ながらたいへん気持ち悪いと思うが、男なんてこんなものなのだ。
ちなみに、最近までほとんどしゃべりかけたことがなかったのだが、物資補給所の緑ちゃんも相当なかわいこちゃんであった。ピンクちゃんがヒロインタイプのお嬢様とすれば、ショートカットの彼女は活発なスポーツウーマンタイプ。実際、その口調に飾らない人柄が出ていて、ハンターに対してもタメ口で話すのだ(同じ5期団の同級生らしいので、さもありなんだが)。それがまた、幼馴染の女の子的な距離の近さを感じさせてくれて、俺は再び、
「この子を作った人は、本当にわかっている!!!」
と快哉を叫んだのであった。
……てなことを、闘技大会の練習をしていた相方のたっちーに力説した。
「推しはピンク!! 僅差で緑っ!!!」
と。するとたっちーはしばしのあいだ、
「何言ってんだコイツは……」
と軽蔑光線を照射していたが、改めて4人の受付嬢を巡ってからこんなことを言ったではないか。
「いちばんいい子は、闘技大会の受付嬢やろ。クールなまなざしの向こうに、心根の優しさが透けて見えるで。ふだんはツンとした感じやけど、迷子を見つけたら率先して駆け寄っていって、いっしょにお母さんを捜してあげるタイプや。わしにはわかる!!」
お、奥深すぎかよ……。
おしまい。
『モンスターハンターライズ』プレイ日記 逆鱗ぶいっ! Vジャンプレイにて連載中!