女バーバリアン、グルグル回りだす
「えー。それ、最近キサマがブログで書いてるバーバリアンやろ?? わしのキャラじゃ……」
前回の日記の最後で、同僚のたっちーに俺のNintendo Switchとバーバリアンを手渡したところまで書いた。
今回はその続きである。
女バーバリアン、回り始める
何度もくり返し書いて忙しいアピールをしてきた通り、俺はここ3週間くらい、毎日続けていた『リングフィット アドベンチャー』のブログを更新できなくなるくらい忙しかった。
そのため『ディアブロ III』のシーズン19も停滞気味になって焦っていたのだが、ちょうどそこに梅昆布茶をすすりながらたっちーが現れたのである。Nintendo Switchを手渡しつつ、俺は思った。
(そうだ!! 俺ができないときはたっちーに渡して、代わりに報酬クエストでも回してもらえばええんや!!)
いわゆる“小人の靴屋”作戦である。
「えー、R2を押しながら走り回ればええんやな?」
ブツクサ言いつつもたっちーは、ワールウィンドでグルグルと回り始めた。
するとその瞬間、表情が変わる。
「……お? おっ? おお?」
チラリとその様子を見やりつつ、俺は助言をする。
「グルグル回ってると左下のオレンジの燃料みたいなヤツがなくなるかもしれないので、そうしたらBボタンな。その燃料が回復する仕組みになっているので」
Bボタンには、“ウォー・クライ”の“チャージ”(フューリーの生成量が増加する)が設定してある。
「おう!! がってん!!!」
鼻息荒くたっちーが応えた。
女バーバリアン、夢中になる
それからしばらく、たっちーは、
「お!! おっ!! おおおおお!!!!」
と、周囲の目も気にせずにバーバリアンに没頭していた。俺的には、ときたまピンチヒッターとして打席に立ってもらい、いくつかのミッションをこなしてもらえれば……という程度に考えていたんだけど、どうも……様子がおかしい。
原稿を書く手を止めて、俺はたっちーに声を掛けた。
「……なあなあ。ぼちぼち原稿が区切りなので、そのへんでいいよ。あとは俺がやるからさ」
しかしたっちー、メンド臭そうに俺を一瞥したのち、迷惑そうに声を出す。
「あ? いま回るのに忙しいから後にしてや。……グルグルグル~~~!!」
あのそれ……俺のバーバリアンなんだけど。
(;`・д・)
↑こんな顔で再び言う。
「え、いや、もう大丈夫だってwww 続きは俺が……」
言い終わらぬうちに、女バーバリアンと化したたっちーがセリフを被せてきた。
「ああっ!? さっきからうっせーで!! いま回ってるんや!!! オメーは原稿書いてろや!!!(怒)」
そして、二の句が継げなくなった俺を後目に、たっちーは叫ぶのである。
「ぐ~るぐるぐるぐる~~~!!www うっひょ~~~!!ww 回ってるだけでいいから、超楽しい~~~!!!」
バーバリアン、増殖す
まるで『ディアブロ III』に初めて触れたかのような反応をしているが、かつてはたっちーも女モンクとしてダンジョンにくり出していたのである。↓このへんのバックナンバーにあるけどね。
しかし、ほんの数日遊んだだけでいっさい触らなくなり、『ディアブロ III』は積みゲーとなって1年近くも放置されることになったのだ。
1時間ほどもワールウィンドを堪能しただろうか。たっちーはようやく俺のNintendo Switchを机に置き、
「ふぅ」
と1発ため息をついて、何も言わずに自席に戻っていった。どうやら今回も“飽き”が来たらしい。俺は1時間ぶりに帰ってきたNintendo Switchを取り上げ、
「んじゃ、俺もやるとするかな^^」
ニコニコと笑いながらリフト巡りを始めたのだった。
そんな、数十分後--。
我が街に、異変が起こる。
ばーばり~~~ん……www
……って、バーバリアンが2名に増えてるんですけど!!!www
「ちょ!!www なんか、裸の女バーバリアンがいるんだけど!!www 誰やコレ!!!w」
すると、自前のNintendo Switchを手にしたたっちーが、再び俺の前に現れた。そして、ニタニタと笑いながらこんなことを言ったではないか。
「その女バーバリアンは、わしや!!! わしも『ディアブロ III』に再デビューするで!!! バーバリアン最高!!w グルグル楽しい~~~!!!www」
たっちーはそう言うと、ワールウィンドを模したのかグルグルと回りながら自席に戻っていった。どうやら……本気でバーバリアン人生を歩むつもりのようだw
というわけで今後は、2名のバーバリアンによるプレイ日記になりそうです^^;
続く。