ディアブロ3プレイレビュー 第54話
前回の記事で、今後俺が『ディアブロ III』を遊んでいくうえでの目標をピックアップしてみた。
ざっとまとめると、(1)“プライマル・エンシェント”を発見する
(2)シーズン16のシーズン・ジャーニーをコンプリートする
(3)“ねじれ虹の国”にいつでも行けるようにする!
(4)他のクラスも制覇する!
※(3)の、“よじれ”と“ねじれ”があったようです! 混同してました! ごめんなさい!
この4つである。
そこで、(1)のプライマル・エンシェント探しをプロジェクトの“柱”として設定し、並行して(2)~(4)の目標に向かって歩いていく……という基本方針を立てた。プライマル・エンシェント出現の条件である“ソロでのグレーター・リフト70階突破”を達成してから何十個というレジェンダリーを拾ったが、いまだカケラも見ていない。そんな、超絶激レアアイテムを追い求めているうちに他の目標なんて自然とクリアーしているだろう……という希望的観測のもとで立てられた方針である。
プライマルが出るまで帰っちゃダメです
そんなことを、事務所の壁に向かってブツブツと言っていると、またもや『ディアブロ III』のサボりサイクルに入った同僚のたっちーがこんなことをほざいた。
「その、ぷらいまるなんとかっての、そんなに手に入らないのけ?」
俺、コクンと頷く。
「うむ。まったく出てこないぜ。出現条件を満たしてから100個以上のレジェンダリーを拾っているけど、見たことないからな」
たっちーは「へー」と興味なさげに相槌を打ったあと、急に「あ! じゃあ!!」と何かをひらめき、とんでもないことを提案してきたではないか。
「プライマル・エンシェントが出るまで、事務所にこもって『ディアブロ III』をプレイし続けようぜ!! “プライマル・エンシェントが出るまで帰れま10”や!! いまからスタートや!!! ……わしは帰るけど」
あまりにもヒドい提案に、さすがの俺も難色を示した。
「ふざけんな!!!w オメーは『ディアブロ III』をサボってるから知らないだろけど、ほんっっっっっとに出ないんだよプライマル・エンシェントは!!! そんな企画をやり始めたら、ガチで何日も家に帰れなくなるぞ!!!」
でも、たっちーは譲らない。
「まあええやないか^^ 猫ちゃんの世話のときだけ帰っていい……という、ユルい条件でいいからさ^^ さあスタートや!! 帰れま10や!!!」
ええええええ!!?! ホントにやんのぉぉぉおおおお!!?
持っていない男
さあエライことになった。こいつはとんでもないことだぞ。
何度も言うように、俺はこれまでに一度たりともプライマル・エンシェントを見ていない。条件を満たしてから50時間はプレイしていると思うが、ただの1個も落ちていないのだ。正直、どういう形でドロップするのかも……皆目わからんw
なので今回の記事のオチは、以下のようなものになると確信していた。
“あれから……何日経ったのだろう。時間の感覚がなくなってからどれくらい経過したのかも、いまの俺ではわからない。とうの昔に、食料は尽きた。部屋には、誰もやってこない。2匹の猫は、キチンとご飯を食べているだろうか? 嗚呼……。俺はいつになったら、このプライマル地獄から解放されるのだろう……。バタッ……”
ああ……。なんて恐ろしい……。本当にいつになったら、俺は家に帰れるのだろう……。
帰るには、ひたすら『ディアブロ III』をやるしかない。やってやってやりまくって、プライマル・エンシェントを見つけるしかないのだ!!!
1回目。俺はグレーター・リフトの70階に潜っていった。
「帰らせて!! お願い!!!」
そう祈りながら。
そして……!
帰れるんかいッ!!!!!
いや、見たことないので確証はないけど、この赤い光柱、間違いなくプライマル・エンシェントだろ!!!!!
まさかまさかの1発ツモ!!! 帰れま10、台無し!!!!
それでも、プライマル・エンシェントの存在を確認できたことは、この上なくうれしいwww 都市伝説じゃなかったのねwwww
さて、何のアイテムが出たんだろう^^ もう帰れま10とかどーでもいいから、武器かオフハンドの何かが出てくれないかな^^^^
連打で拾ってしまったため確認できてないので、とりあえず鑑定してみよう。
残念……。武器ではなかったようだ。
まあいい。防具でも指輪でもアミュレットでも、性能MAXのプライマル・エンシェントだったら、どの部位でも大歓迎だわ^^^^
そして、鑑定を続けた結果……!
俺のじゃないんかよッ!!!!
よよよ、よりによってッ!!!! 初めてのプライマル・エンシェントが、1ミリも使ってないスコーンドレル専用の装備って!!!! すすす、すっこんどれよ!!!!!(激怒)
帰れま10企画は台無し(まあそれはいいんだが)、1発ツモのプライマル・エンシェントは、装備できない従者用……(((;゚Д゚)))
この、あまりにも“持っていない”結果を受けて、俺は叫ぶしかなかった。
「もう……全部ナシ!!! イチからやり直しーーーー!!!!(泣)」
俺は泣きながら、グレーター・リフトに潜っていったのだった……。
おしまい……。