ディアブロ3プレイレビュー 第36話
ここのところ連続で、我がクルセイダーの新ビルドについて書いてきた。
今回あたりいよいよ、伏線貼りまくりだった“光ハンマークルセ”のことを綴るのでは……と思わせておいて、いきなりまったく関係のないセカンドキャラのウィッチ・ドクターについて語らせていただく。……いや、読んでいただければわかるが“まったく関係がない”なんてことがあるわけもなく、キチンとクルセイダーにつながるはずなのでご安心を。
ウィッチ・ドクターの躍進
セカンドキャラでウィッチ・ドクターを作ったのは、ただの気まぐれからだった。
「せっかくいくつもキャラが作れるんだし、クラスによって戦いかたがまったく変わるのだから、セカンドキャラやサードキャラを作って遊ぶのもアリだろう」
そんな念仏を唱えつつ、ネクロマンサーと迷った挙句に誕生させたのが、
このウィッチ・ドクター君なのでありました。
でもあくまで、
「我は聖騎士。クルセイダー角満である」
というアイデンティティーは確固たるものがあったので、ウィッチ・ドクターに現を抜かすのはヒマ潰し感覚であった。要するに、“聖騎士の戯れ事”だったのである。
そんな心持ちだったので、ウィッチ・ドクターの装備もテキトーでありました。とりあえず、手っ取り早く火力が出ると思ったので、
「もう、剛者&嘆きでいいわw コレさえあれば、どんなクラスでもグレーター・リフトの50階くらいは行けるようになるダロ」
ってことで、馬鹿のひとつ覚えの剛者&嘆きを採用。これにより自動的(?)に、他の箇所の装備はエンシェント・レジェンダリーで固めることとなった。本来はエンシェント・レジェンダリー且つスキルに合わせた装備にしたいところだが、
「まあいいや何でも。裸じゃなければそれでヨシ」
という、やっつけそのものの対応で我がウィッチ・ドクターは形成されることになったのであった。
そして問題のスキルだが、じつはコレについてはひとつだけ、明確な方針がありました。それは、
「なるべく楽して立ち回りたい」
という、これまた怠惰でモノグサなもの^^; 最近、季節の変わり目で古傷のヒザが痛むのも、この方針を立てる要因になったかもしれない。
では、『ディアブロ III』における“楽”とはなんなのか? ……ハイ、そうです。
“ペット”
ですな!!w ウィッチ・ドクターはとくに、大量のペットを引き連れて立ち回る“戦うハーメルンの笛吹き”という側面があるので、初老男性の「楽をしたい」という健気な望みに応えるには打ってつけのクラスと言えると思う。
というわけでざっくりと、我がセカンドキャラの立ち回りを紹介しよう。付けているスキルは↓こんな感じ(カッコ内はルーン)。
●毒蛙(混沌の蛙)
●憑依(囚われし魂)
●ゾンビドッグ(狂犬病)
●ピラニア(ピラネード)
●魂の波動(マニトウ)
●ガルガンチュアン(蝕む巨人)
パッシブは、
●永遠の忠誠
●真夜中の宴
●フェティッシュの守護
●忍び寄る死
そしてカナイのキューブは、
●狂君の錫杖(敵を10体倒すごとにポイズンノヴァ発動)
●グリン・リーパー(攻撃時、一定の確率でミミックを呼び出し、自分が装備しているスキルのいずれかで攻撃する)
●小男の指(従来のガルガンチュアンより小さいガルガンチュアン3体を召喚するようになり、ダメージが650%増加する)
ゾンビドッグ5匹とガルガンチュアン3匹、そして超大量に発生する“フェティッシュ”(豆みたいに小さな、ダガーを持ったペット)を引き連れて戦う……という構成ですな。
フィールドに飛び出したらすぐにゾンビドッグとガルガンチュアンを召喚。敵が現れたらペットたちを突入させ、自分は遠くからひたすら憑依を放つ。これにより無数のフェティッシュが生まれるのに加え、カナイのキューブでつけた“グリン・リーパー”の影響でミミックも誕生。江戸川を逆流する無数のボラを思わせるほどの団体さんが勝手に戦ってくれるので、ウィッチ・ドクターは憑依を打ちながら敵の攻撃をかわしていればいい。初老の男性が願った、
「なるべく楽をしたい……」
という望みは、見事に叶えられることになったのである。
このビルドの安定感は、抜群であった。メインキャラのクルセイダーの成長が止まってしまったとき、本当に何気なくウィッチ・ドクターでグレーター・リフトの50階あたりに行ったら、敵を片っ端から蒸発させて難なくクリアー。気を良くした俺は、
「この安定感なら、グレリフ60階でも行けるかもな!」
と鼻息荒くグレーター・リフト60階に挑戦。するとここですら、敵を蒸発させてクリアーできてしまったではないか。
「お……! なかなかやるではないか。じゃあ……63階を!」
ってことで63階に入ったら、これも瞬く間に撃破。
「おおお……! 強いやん! では調子に乗って……65階!」
(・囚・)y-~
↑こんな顔でクリアー。その強さとは裏腹に、だんだんフクザツな思いが顔をもたげてくる。
「い、意外といけるもんやな……。まあでも……メインのクルセイダーでも越えられない67階は無理だよね!! きっとボッコボコにされるんだろうな!! かわいそうだな!!!」
まるでボコボコにされることを願っているような台詞を叫びつつ、ウィッチ・ドクターでグレーター・リフトの67階へ。す、すると……!
(ー△ー)y-~
ま、まったく問題なく、1発でクリアーしやがった……!! 俺、支離滅裂なことをわめき始める。
「そ、そんなバカな……!! ペット突入させてウロチョロしているだけなのにクルセイダーの壁を越えやがってからに……!!(怒) よーしわかった!!! そこまで言うなら(何も言ってない)70階に行ってもらおうじゃねえか!!! まあ無理だね!! クルセイダーさんですらけちょんけちょんなんだからさ!!」
よくわからない怒りを抱えたまま、我がウィッチ・ドクターは前人未到(マルチではとっくにクリアーしているけどw)のグレーター・リフト70階へ。
「さあ死んでこい!!!!!」
ヒデェ暴言を背中に受けながら戦ったところ……!!!
くくく、クリアーしちまったじゃん……((((;゚Д゚)))) おおお、俺のクルセイダーっていったい……((((;゚Д゚)))) う、ウィッチ・ドクターさん、強すぎる……((((;゚Д゚))))((((;゚Д゚))))((((;゚Д゚))))
この日を境にウィッチ・ドクターは、
「オマエも立派なメインキャラだ!! 最初から大好きだったよウィッチ・ドクター!!!><」
と、手のひらを返して寵愛を受けるようになったのであった(苦笑)。
でもここで勘違いしてほしくないのが、クラスの強さは決して、
ウィッチ・ドクター>>>クルセイダー
ではないってこと。ほかの人のプレイを見るにつけ、クルセイダーも余裕でグレーター・リフト70階なんて突破できるし、最強クラスの力を持っているとも言われている。
じゃあなんで、俺のクルセイダーはグレーター・リフト70階以前で足踏みをしているのか? しばし考えたところ……!
「クルセイダーが弱いんじゃなくて……“俺のクルセイダー”が限定で弱いのか((((;゚Д゚))))」
との結論に達した……((((;゚Д゚))))
我がクルセイダーに、光が当たる日は来るのか!?
次回に続くw