ディアブロ3プレイレビュー 第34話
前回の記事で、我がクルセイダーがメインで使っていた(あえて過去形)“ファランクスビルド”について詳しく書かせてもらった。
ファランクスさえいれば、俺は無敵だと思っていた。
ザコはもちろん、青(チャンピオン)が来ようが金(レア)が来ようが幻影の友人たちは雄々しく立ち向かってくれたし、時にはリフト・ガーディアンが現れたときでさえ、
「ダンナ、あとは俺たちに任せてくれ。なあに、心配はいらないよ。なんたって俺たちは、幻影の重装歩兵だからね!」
そう言って振り返りもせず強敵に突入していった。そう、俺を守るために……。って、泣かせるなあオイ!!(そうでもないか)
しかし……。
前回の記事の結論でも書いたが、俺のファランクスビルドではどうしても越えられない壁にぶち当たってしまった。
それは、グレーター・リフトの65階以降……。
光ハンマーを反射させて剛者で嘆きつつ隕石降らせ
65階までは、どうにかなるのだ。いやそれどころか、63階くらいまではザコもエリートもリフト・ガーディアンも触った瞬間に蒸発させられるほど強く、それを見ちゃうと、
「ここでこれほどの無双ができるなら……70階まで行けるんじゃね!?」
と、確信に近い思いすら抱いてしまうのよ!! それなのに、66階や67階だと入った瞬間に、
↑こうなる。自慢のファランクスたちも、
「ダンナ、あとは俺たちに任せてくれ。なあに、心配はいらないよ」
なんて最初は元気に出撃してくれるものの、ザコですら倒すのに苦労するらしく、
(;`・д・)え、えっほえっほ……。ぜ、ぜんぜん倒せん……
( T Д T ll;)こ、こんなところでわしらを放つなよ……
(;´・ω・`)む、無理……。わいらには荷が重い階や……
こんな陰口を叩いていると伝え聞いた。いよいよ限界らしいぞ……。
というわけで、経営者は決断した。
長くかわいがってきたファランクスたちではあったが、傾きかけた“株式会社クルセイダー”をなんとかするために、涙を飲んでリストラを断行することにしたのだよ!! やっぱり、臨機応変に対応できなくせに高給取りな古参には、どこかで去ってもらうしかないのか……>< なんか、自分のことを書いているみたいで心が痛むで……。
とはいえ、どこかで動かないと本当に首が回らなくなるので、ファランクスビルドは忘れることにした。さてさて、どこから手を付けるべきかな……。
そこで、まずは情報を集めることにした。できるだけ攻略サイトとかは見ずにやっていきたいので、『ディアブロ III』にあまり興味のないスタッフに協力を願う。
「なあなあ。クルセイダーで新しいビルドを作らなきゃなんだけど、何も知らないキサマが調べて、俺にヒントを与えてくれん?」
するとスタッフ、「なんやその、回りくどいやりかたは……」と難色を示しながらもテキトーにネットを徘徊し、以下のような情報を集めてきた。
「わしには何のことかさっぱりわからんのだが、どうもつぎの単語がキーワードになっているようやで」
ゴクリと唾を飲み込んで、俺は先を促した。「うんうん! そんでそんで!?」。
「一気に言うぞ。“反射”、“光ハンマークルセ”、“剛者・嘆き”、“ボンバードメント”、このあたりやと思う。ちなみに、オメーがさんざん騒いでいた“ファランクス”ってのは、ネットで検索すると真っ先に大塚角満の記事が出てきたから、ダメやろね」
さりげなく失礼なことを混ぜつつも、スタッフはなかなかにして重要な情報を俺にもたらしてくれた。ナルホドナルホド……。光ハンマーを反射させて剛者で嘆きつつ隕石降らせればいいんだな。
次回、少なくともファランクスビルドよりは強くなった“新クルセイダー”をお見せしたいと思う。