ディアブロ3プレイレビュー 第21話
『ディアブロ III』で遊んでいて、もっともうれしい瞬間。それは間違いなく、
“レジェンダリー・アイテム(またはセット)が落ち、天を貫く光の柱を見たとき”
となる。これはもう、断言する。反論があるかもしれないが、そういう方には、
「じゃあアンタ、初めてレジェンダリーが落ちたとき、うれしくもなんともなかったのかよッ!!!!」
と、小一時間ほど問い詰めたい。涙ながらに訴えたい。レジェンダリーには、俺をそこまで駆り立てる魅力があるのである。
思い出すなあ……。
このニンテンドースイッチ版をクルセイダーで始め、最初に落ちたレジェンダリー・アイテムは、“カルディウムの誓い”だった。三国時代の“方天戟”(ほうてんげき)を思わせるルックスもさることながら、刀身からじわりと沸き立つ赤いエフェクトがかっこいいなんてもんじゃなく、
「カルディウムの誓い、かっちょいいいいい!!!>< 俺もう一生、武器はこれでいいや!!!」
なんて思ったものだ。
しかし--。
長くゲームを続けているうちに、いつしかそんな感情はどこかに忘れてきてしまう。
見んでもわかる!!(怒)
『ディアブロ III』の序盤のころは、「このゲームって……ガチで無限に、武器や防具が入ってんじゃね!?」と思うくらい、とんでもない種類の武具を手に入れる。レジェンダリーやセットを拾ったら街で鑑定してもらうわけだが、そのときの高揚感たるや……。
しかし長くやっていれば当然、ダブってくるわけで。あんなに感動していたレジェンダリーだったのに、
「うえーーー……。またコレかよ。特殊効果もついてねーし、イラネーんだよ」
と疎ましく思えてくるから悲しい。
そして、プレイヤーのプレイする世界がトーメントの後半のほうになってくると、鑑定前のグラフィックを見ただけで何を拾ったかわかってしまうようになる。そのとき、お笑い芸人の宮川大輔さんよろしく、毎回毎回、
「見んでもわかる……!! よっわいやつや!!」
と叫ぶようになるのだ。
……↓このようにw
(#`・д・)見んでもわかる!!! ゲンザニクや!!
げんざに~~~~ん……wwwww
(#`・д・)見んでもわかるッ!!! マキシマスや!!!!!
まきしま~~~~ん……wwwww
かつてあれほどうれしかったカルディウムの誓いすら……。
(#`・д・)見んでもわかるッッ!!! カルディウムの誓いや!!!!
かるでぃ~~~~……wwwww
もちろんこの現象は、武器だけに起こるわけではない。防具も……。
(#`・д・)見んでもわかるッッッ!!!! その王冠、壊れてんねん!!!!
こわれかけ~~~~ん……wwwww
そして、もっとも絶望するのが↓このグラフィックを見たときだ。
(#`・д・)見んでもわかるッッッ!!!! オマエ、ブッチャーやろ!!!!
ごめいとう~~~ん……wwwww
さらに……。
(#`・д・)見んでもわかるッ!!!! オマエもブッチャーやろ!!! 知ってんねん!!!
だいせいかい~~~ん……wwwww
そして……w
(#`;д;)うわああああああ!!!! だからブッチャーはもうええねえーーーーん!!!!
何を手に入れたのか鑑定前からわかっちゃうってのも、けっこう興ざめなものですね……w
おしまい。