ディアブロ IIIで、強さをハネ上げるアイテム
これまで、“俺のディアブロ人生を変えたアイテム”として、“幻影のブーツ”と“伯爵夫人ジュリアのカメオ細工”を紹介してきた。
でも……じつは本命は、これらではないのだ。
確かに、幻影のブーツで岩の壁の恐怖から解放されたし、伯爵夫人のおかげでイライラ棒(アーケインの光)にイライラすることもなくなった。が、裏を返せば幻影のブーツも伯爵夫人も“受け身”のアイテムで、能動的に敵どもを駆逐するというシロモノではない。
けっきょくのところ『ディアブロ III』で生き残る最強の方法は、圧倒的な火力を以って敵どもを殲滅する“やられる前にやれ戦法”にあると思う。幻影のブーツや伯爵夫人は、敵の殲滅するためのアシストアイテムに過ぎず、それそのもので火力を生み出すものではない。
では、本命とはなんなのか?
攻撃力の高い武器か?
いや、違う。
俺が手にし、トーメントの深淵に足を踏み入れるきっかけを作ってくれたのは、ある“一対のセット・アイテム”なのだ。もしもこのアイテムを手に入れていなかったら、トーメントX以上なんて夢のまた夢で、いまだIIIとかIVでうだうだとやっていたに違いない。
では、発表しましょう。おそらく、長く『ディアブロ III』を遊んでいる方たちは、「たぶん、アレだろうなw」とピンと来ているかと思うがw
我がクルセイダーを一気にランクアップしてくれた一対のアイテム、それは……!
指輪、“剛者の連祷”ッ!!!
そして、対となる……!
指輪、“嘆きの主”~~~ッッ!!!
これですよコレコレ!!!
剛者&嘆きにメロメロなんです
ディアブ郎たちのステージを確実にジャンプアップさせるアイテム、剛者の連祷と嘆きの主の能力は、以下のようなものになる。
“装備しているエンシェント・アイテムひとつにつき、与えるダメージが750%増加し、受けるダメージが4%低下する”
これだけだと、「……ちょっと頼りなくね?」と思う方もいるはずだ。というのも『ディアブロ III』って平気で、
“××の与えるダメージが15000%になる”
なんていう、
「どうせウチらが細かなダメージまで見ていないと思って、テキトーにでっかい数字をつけてるだけだろこれ?www」
と訝しみたくなるくらい、桁違いの倍率を乗せられている攻撃があるから。実際俺も、
「エンシェント1個につき750%アップ……か。なんか、ものすごく弱そうwwww」
そう笑っていたうちのひとり。でも、剛者と嘆きがセットで揃ったとき、たまたまエンシェント・レジェンダリーをいくつか持っていたことから、
「まあせっかくなんで、装備してみるかな。どうせすぐに売ることになると思うけど」
なんて言いながら、トーメントIIIに入っていったのだ。当時はトーメントIIIがギリギリ戦える難度で、それ以上は、
「悪魔が跋扈する地獄世界や……((((;≡д≡;i)))) 死んでも入っていけねえ……。てか、入った瞬間にちぬ……」
というレベルだった。なのでこのときも、
「一度も死なずに戻れたら、健闘したと言うべきだなw」
なんて思っていたんだけど……!
ニュートリストラムに戻ったとき、俺は明らかに、
( ゚Д゚)
↑こんな顔をしていたと思う。というのも、死ななかったどころか……!
「な、何だったんだいまの……。まるで無人の野を行くが如く、俺に触れられた瞬間に敵が蒸発していたんだが……!!」
そうなのだ。それまであれほど苦労していたトーメントIIIの敵たちが、俺が傍を通っただけで煙になって消えていったのである。思いつく原因は……剛者&嘆きセットだけだ。それ以外の装備もスキルも変えていないのだから。
それでもやはり、疑わしく思ってしまう。それほど劇的に強さがジャンプアップするなんて考えられなかったから。
そこで俺は実験とばかりに、難度の変更を行った。トーメントIIIから、かつて一度、間違えて入って瞬殺された、トーメントVにしてみたのである。
「さすがにここでは、いまのようにはいかないだろな」
そう思いながら。しかし……!!!
「うおおおおお!!!! ここでも敵が蒸発する!!!! 完全に、無双状態じゃねえか!!! こ、これはヤバい!!! 剛者&嘆き、ヤバすぎるかも!!!」
俺はすぐさまアイテムボックスを漁り、
「効果とかどうでもいいから、エンシェントを付けまくってみよう!!!」
そう言って、可能な限りのエンシェント装備を身に着けたのである。確かこの段階で、5、6ヵ所の装備だったかな……。でも、これでますます火力が激増し、なんとトーメントXまでが無人の野状態になってしまったのである!! 剛者&嘆き、強すぎる!!
そして現在も俺は、剛者&嘆きのセットを身に着けて、トーメントXIIIやグレーターリフトの60あたりで戦っている。さすがにここまで来るとキツいのだが、しばらくはより強いエンシェント装備を求めて冒険するつもり。まだまだ、剛者&嘆きで行けそうだからな。
もしも剛者&嘆きを持っていて、
「大した事なさそうだから、しまっておこ」
なんてアイテムボックスのコヤシにしている人がいたら、いますぐ考えを改めたほうがいい。そのセットは間違いなく、あなたをつぎのステージに連れていってくれるはずなので。
おしまい。