ディアブロ3プレイレビュー 第7話
ニンテンドースイッチ版『ディアブロ III エターナルコレクション』が発売されて、早2週間。ストーリーをクリアーし、マックスのレベル70にも到達して、高難度のアドベンチャーモードやらネファレム・リフトやらでトレジャーハンティングの毎日を送っている方も多いかと思う。
ここで簡単に解説しておくが、『ディアブロ III』の難度は非常に細かく分かれている。かつては、ノーマルをクリアーしたら“ナイトメア”という難度を周回し、それが終わったら“ヘル”、ヘルをクリアーできたら“インフェルノ”と、段階を踏んだ周回プレイをするのが常であった。
しかしあるとき、ゲームシステムの大幅な改修が行われ、難度のシステムも刷新。コンシューマー版の『ディアブロ III』は、改修後のシステムが適用されているのだ。
今回は新たに『ディアブロ III』に入ってくる人のために、改めて難度の説明をしたい。プレイするうえでの目安にしてくだされ。
『ディアブロ III』の難易度設定とは?
では、細分化された難易度を、ひとつずつ見ていこう。
難易度:ノーマル
いわゆる通常モード。はっきり言って、武具やらスキルやらをアレコレいじらなくても、ラスボスくらいは倒せてしまう難度。そのためアイテムも、それほど珍しいものは落ちない印象。でも、まずはここから。
難易度:ハード
“ある程度の装備を手に入れ、さらなる高みに挑むプレイヤー向け”と説明にはあるが、ビビる必要はまったくない難度。ノーマルをクリアーできるくらいの武具を持っていれば、なんら恐れることはない。
難易度:エキスパート
“宝石や特性変更で装備を整えたプレイヤー向け”と説明されているが、ぶっちゃけビビる必要はまったく(以下略)。はっきり言って、トーメント以降に進むための踏み台みたいな難度と思っていい。
難易度:マスター
“スキルに習熟し、レジェンダリー・アイテムで身を固めた熟練のプレイヤー向け”という説明。この難度から、さまざまなボーナスが付く。マスターだと、
・追加ゴールドボーナス 225%
・追加経験値ボーナス 225%
・レベル61以上のモンスターが皇族ランクの宝石をドロップすることがある
こんな感じ。これを踏まえると、エキスパートまではサラッと流して、マスター以降を周回してアイテム集めをするのがいいとわかる。
難易度:トーメント
“最高難易度に挑む熟練のプレイヤー向け”と説明にあるが、実際ここから、「あ、あれ……? モンスター、強くね!??」と思うようになる。トーメントに進出するころには、かなり強力なレジェンダリーで身を固められていると思うが、それでも油断すると、
( ゚Д゚)あ
(´ーωー`)チーン……
ってなるんだよねぇ……。
でもその分、トーメントで得られる恩恵は、以下の通り絶大である。
・追加ゴールドボーナス 300%
・追加経験値ボーナス 300%
・レベル61以上のモンスターが皇族ランクの宝石をドロップすることがある
・レベル70で新しいレジェンダリー・アイテムが利用可能に
・それまでの難易度よりも、レジェンダリー・アイテムのドロップ率が上昇する
これを見ると、「回すなら、トーメントだな!!」と思うよね。
難易度:トーメントII
“技量、装備ともに最高水準のプレイヤー向け”とあるがその通り、油断した瞬間に地獄の口がパカっと開く音が聞こえるレベルに危険な場所。ちなみに、いま俺がメインで回しているのがこの難度だ。
難度がマスター以上で、ゴールドやらレジェンダリーのドロップ率にボーナスがかかっているが、実際に体感できるのはトーメントII以降のような気がする。レジェンダリーだけでなく、緑色のセットアイテムや、さまざまな種類のリッチマン(トレジャーゴブリンな)も出現するようになるので、
「これまでの冒険はなんだったんだ!?」
と思ってしまうくらい、ゲームとして楽しくなる。いや、それまでの行程も十分におもしろいんだけど、さらにブーストがかかる感じ。トーメント IIでは恩恵が、
・追加ゴールドボーナス 400%
・追加経験値ボーナス 400%
・レベル61以上のモンスターが皇族ランクの宝石をドロップすることがある
・レベル70で新しいレジェンダリー・アイテムが利用可能に
・それまでの難易度よりも、レジェンダリー・アイテムのドロップ率が上昇する
このようになっているが、個人的には、
・ゲームの楽しさボーナス 400%
↑こちらを加えたいと思う。
以下、トーメントは、なんと“XIII”まで用意されている。XIIIがいくつなのかパっと見ではわからない人に解説すると、これは“13”と同義であります。
(((((( ;゚Д゚)))))じゅじゅじゅ、じゅうさん……? と、トーメントIIでも死にそうになることがあるのに、じゅ、じゅうさんていったい……。
なんとなく、勢い込んでナメック星に来たのはいいものの、桁外れの強さを誇るフリーザ一行を見てガクガクと震えるクリリンの姿が頭をよぎる。でも、戦士として生まれたからには(いつ戦士になったんだ)、いつかは最高ランクまで到達したいなと思う。
続く。