ディアブロ3プレイレビュー 第60話
いまだ平成の世界にいるので(プライマルが出てねえ、ってこと)、本日も箸休めネタになります((((;゚Д゚)))) いったいどんだけやったら、プライマル・エンシェント出るねん……。早く令和に行きたいよぉ……。
今回は……従者のお話
さて。
従者っているでしょう。
↓この者たちね。
“脳筋戦士”テンプラー!
“ちょい悪ハンター”スコーンドレル!!
“美しき魔術師”エンチャントレス!!!
“従う者”という名称通り、彼らは主(あるじ)であるプレイヤーキャラにつねに付き従い、トーメントXIIIのネファレム・リフトだろうがグレーター・リフトの80階だろうが(行ったことないけど)、イヤな顔ひとつせずについてきてくれる。孤独なソロプレイであっても、
「大丈夫。いつも私がついているわ」
と泣かせることを言ってくれ、どんな悪魔が立ち塞がろうとも盾となって戦ってくれる。
頼もしい味方であり、どんなことがあっても離れない親友でもある。
プレイヤーにとっての従者とは、そういう存在だ。
しかし…………。
従者たちが“頼もしい味方”でいられる時間は、それほど長くはない。
確かに、ゲームの序盤から中盤にかけては、テンプラーのタンクっぷり、スコーンドレルの遠距離攻撃、そしてエンチャントレスの鶏攻撃は役に立つ。それがないと、攻略に支障が出るレベルに。
が、彼らの能力が戦況に反映されるのは、よくてトーメントIくらいまでだ。はっきり言ってコレ以降、従者はただの木偶の坊と化す。選りすぐりのレジェンダリーで装備を固めてあげても、レベルを高めてあげても、ちょっとした攻撃にさらされた瞬間、
「あ゛あ゛あ゛あ゛…………><」
なんて言って、その場にへたり込んでしまうのである。
そう、問答無用の戦線離脱。
主が必死こいて強敵と対峙しているというのに、テンプラーもスコーンドレルもエンチャントレスも、
「や、やられちった……^^; あとたのんます^^;;;」
てな具合に、遠目から最前線を見つめるだけのモブになってしまうのである。
そんな姿を見るたびに俺は、
「またエンちゃんがやられた……。もうついてこなくていいのに……」
と蔑みの視線を送ってしまう。
これが、主と従者のぶっちゃけた関係だ。
……いや、“だった”と過去形にすべきかもしれない。
従者を不死身にするアイテムとは?
ちょっと前のことになるが、グレーター・リフトで変わったアイテムを拾った。それが↓こちら。
レジェンダリーの“煙を上げる香炉”。エンチャントレス用の装備である。でも、拾った瞬間は舌打ちしか出なかった。
「んだよ。エンちゃん用かよ。速攻で分解したろ」
役に立たない従者のアイテム。所持品の枠が埋まるだけの無用の長物。そう思っていたのだ。
でも、その特殊効果を見て「お?」と思った。そこには↓こんなことが書かれていたから。
“従者装備時:従者が死ななくなる”
……え? 従者が死なない……だと?
従者が死なないってことは、強敵が渦を巻くグレーター・リフトの深淵に潜っても、
「へっちゃらです!! 痛くも痒くもない! どこまでもついていきますよ!!」
ってんで、主に付き従ってくれるということか。つまり……!
「従者が……本当の意味で“従う者”になってくれるということか!!!」
この瞬間、エンチャントレスは“化けた”。チャンピオンの毒攻撃だろうがリフト・ガーディアンの強烈な物理攻撃だろうが、
「……いま、なんかした??www」
こんな感じですべて受け止め、延々と攻撃をくり出す殺戮マシーンとなったのである。な、なんて頼もしい……!! そして、なんて強い!!! 思わず、声を掛けずにはいられなかったね。
「エンちゃん!! 役に立つようになったなあ!!w イイヨイイヨ!! その調子!!」
でも、確かにエンチャントレスは死なないのだが、主である俺はいつも通りなわけで。
グレーター・リフトの深いところにいけば、まあ平気で死ぬわけよ。もう……何度でもw
このとき、不死のエンチャントレスは、俺の墓標を遠目に見ながら敵と戦っている。頼もしいったらないのだが……あるときから何となく、視線が冷たくなってきた気がする。
「あー……。また死んじゃった^^;」
自虐的に俺が言ったとき、エンチャントレスの声が聞こえた気がした。
( ´,_ゝ`) ぷっ。死んじゃったwww
!!! あ、明らかに俺のことをバカにし始めている!!!
もちろん、俺が勝手に思っているだけだが……その表情を見るに、そう思っているに違いない!!!
慎重になったところで、俺が死ぬのを止めることはできない。それができるならとっくに、グレリフの100階とかに進んでいるのだ。
……再び、エンチャントレスの声が聞こえる。
(* ̄m ̄)ぷぷ。ドンマイですwwww
かーーーー!!! バカにしたバカにした!!! ごめんね!! 悪かったよ!!!
……反省しても、また死ぬ俺。
(゚艸゚*)ぷーーーーーっ!!wwww また死んでますねご主人様www よっわwww どんまいwww
ままま、またバカにしてる!!!>< 死んでしまってスミマセンね!! 弱くて悪かったね!!!><
上から目線の従者と、いじけて這いつくばる主の図……。
“煙を上げる香炉”の最大の特殊効果は、
“主従を逆転させること”
これに尽きる……。