基本は『ディアブロ』シリーズの正統進化
昨日より始まった『ディアブロ IV』のプレイ日記。
5つのクラスの中から毎度おなじみバーバリアンを選択し、
「今回も、俺……! 脳ミソまで筋肉にして暴れまくるんだ!!><」
と、難しいことはいっさい考えない“行き当たりばったりプレイ”を貫くことを宣言したのである。
よって、『ディアブロ』に限らず新作タイトルを遊ぶときはいつもそうなんだけど、今回もいわゆる攻略情報やwikiサイトなどはいっさい見ず、ディアブロ歴25年の知識とノウハウ、カンと肌感覚を頼りにした独自プレイで突き進んでいこうと思っている。よって、ディアブロマニアの読者諸兄にあられましては、
「ぷぷwww あんなスキル取ってやんのwww」
なんて笑わずにはいられないシーンも多々あるかとは思いますが、そこは、
「ま、大塚角満はそれでいいと思うわ」
という寛容な気持ちで日記を楽しんでもらえればと思います。自分の知見だけを頼りにする“昭和プレイ”も、なかなかおもしろいと思うのでね!
では、いよいよゲームの本編へと入っていこう。
『ディアブロ IV』がこれまでのシリーズ作品と大きく違う部分に“オープンワールド化”があるんだけど、そこまでに至るには序盤のプロローグをプレイしないといけない。とはいえ、まずは……!
キャラクリエイトをしないとな!! バーバリアンらしく、ゴツくて強そうな超合金みたいな男に仕立て上げてやろうではないか!
とはいえ、昨今のAAAクラスのゲームって吐きそうになるくらいキャラクリ部品が多く、ミクロン単位の微調整すらできてしまうものが多いじゃないですか? そのドロ沼にハマってプレイ初日の貴重な十数時間を分身作りに費やしてしまい、しかも最終的に、
「20時間もかけて作ったのに……変なクリーチャーになっちまったんだけど……ッッ!!!!>< もういい!!! テキトーにプリセットの中から選んで遊んでやるぅぅううう!!!(号泣)」
とキャラクリを放棄してデフォの容姿で始めてしまう……なんて悲惨なことになるプレイヤーも多いと聞く。そして俺も、わりとそうなりがちなタイプだ。
でも、おそらくそこまでのことを考えて『ディアブロ IV』のキャラクリエイトは設計されたのだろう。
上のスクショの通り、キャラクターのモデルは非常にリアルかつ美しいんだけど、
いじれるところは必要最低限なので、ドツボにハマってしまうことはまず考えられない。アリものの中からテキトーに部品や色をチョイスし、
ほんの10分ほどでナットクのいく形ができたなら……!
「よし。もうこれでいいわ!」
我が分身、“kadoman”君の完成だ!! だいたい、『ディアブロ』シリーズは武具のデザインが見た目に反映されるので、いくら一生懸命になって容姿を作ったところで数時間後にはヨロイで隠れて見えなくなっちゃうからなw キャラクリエイトは、テキトーなところで切り上げるのが吉なのだ。
キャラができたらいよいよ、『ディアブロ IV』の世界へ--。
その物語は初代『ディアブロ』から連綿と続いていて、今回の鍵を握るのは↓こちらの、
地獄の軍団の女悪魔、リリスとなっている。
詳しく説明すると長くなるので盛大に端折るけど、リリスはもともと大天使のイナリウスと組んで人類最後の寄る辺である“サンクチュアリ”を作った張本人。このサンクチュアリで人類の始祖となる特殊能力者“ネファレム”が誕生したことから、長い長いディアブロ叙事詩が始まるのだ。
そして、初代『ディアブロ』、『ディアブロ II』、『ディアブロ III』で紆余曲折のストーリーが展開し、この『IV』で地獄の母たるリリスが降臨して世界はたいへんなことになる……という、先が気になって仕方がない物語が綴られていくという。
でも、メインストーリーはとりあえず置いておいて。ゲームを先に進めていこう。
冒頭、画面には吹雪に見舞われている深山の景色が広がる。
ここはまだプロローグなので、基本的には1本道。NPCのばあさんに言われるがまま、回避不能なミッションをやらねばならない。
すると……!
何もしてないけどレベル2になり、スキルツリーのチュートリアルが始まった!
『ディアブロ IV』のスキルツリーは上のスクショの通り、“攻撃”とか“防御”とかとか、さまざまなカテゴリーの中から好きなスキルを選択して取得することでべつのカテゴリーもアンロックされていく……という仕組みになっている。レベルアップごとにもらえるスキルポイントの割り振りは任意なので、特定の分野だけを徹底して強めたり、万能感を出すために満遍なくスキルを取得することも可能だ。このスキルツリーの育てかたによって、今後の旅路の難易度が変わってくるだろうなぁ……といまから予感している。
でも、画面をよく見ると「▢すべて払い戻しする」という項目もあるので、「ミスった!! こんなスキルいらんかった!!!」なんて間違えた割り振りをしても慌てる必要はなさそう。とりあえずは試し試し、いろいろとやってみようと思うわ。
そして舞台は、最初のダンジョンへ--。
この薄暗がりの表現と床や壁の質感は、「さすがディアブロ!!」と膝を叩きたくなる不気味さだ。
ちなみに、ダンジョンの作りやプレイのやり取りはシリーズのそれを完全に踏襲していると言っていい。
ところどころに泉や宝箱があり、
ボロボロと落ちるマジックアイテムやレアアイテムを拾っては付け替えて一喜一憂する……。まだ見ぬ屈強なアイテムを求めてくり返しダンジョンに潜ることは『ディアブロ』シリーズにおける最大の楽しみで、こんな序盤中の序盤であっても、
「!!?!?! れれれ、レアアイテムやん!!!」
ボロンと黄色い“レア”が出現して、裸同然のバーバリアンを狂喜させてくれたりする。
当然、この段階におけるレアアイテムは信じられないくらい強くて……!!
「うおおおおおお……!!!>< もう一生、この手袋を付け続けるうおおおおお……!!!><」
これほどの感動をもたらしてくれるのだ。
……まあ、“一生”なんて思っているのはほんの10分くらいで、すぐにコレを上回る手袋がドロップして再び、
「うおおおおお……!!!>< もう一生この手袋(以下略)」
↑こう騒いでのたうち回ることになるんだけど(苦笑)。これがハック&スラッシュというゲーム性のタマラナイところであり、地獄のドロ沼の部分でもあるのであるw
そして、そうこうしているうちにレベルが上がり、
バーバリアンの代名詞!! “ワールウィンド”を取得!! 『ディアブロ IV』でもグルグルグルグルグルグルグル……とバターになるくらい回り続けて、地獄の軍団を蹴散らしてやるぜ!!!
そんな、ワールウィンドを覚えたばかりのkadoman君の前に……!
妙な死体……からの!!!
なんかデカいヤツが現れた!!!
続く。